蒼恋物語 【教師×生徒の恋バナ第一弾】
観覧車を降り、ショッピングモール内のアミューズメントで遊んでいたら、夕方になっていた。



「そろそろ、船に乗ろうか。」


蒼先生に促され、乗船場へ移動する。



あれ?


クルージングはもう終わってるみたい…。



私が不思議そうな顔をしていると、蒼先生が言った。


「梨香が船嫌いなのに、数十分かかるクルージングなんか乗る気ないよ。」


「じゃあ、船って?」


「みんながいるテーマパーク、ここから船で10分なんだけど、我慢して乗ってくれる?」


「テーマパーク、行っちゃダメなんでしょう?」


「図書館なんて、5時くらいまでだろ?

その後、ちゃんと合流するように坂下先生には言われてるよ。

ホントは、もっとデートを楽しみたいけどね。」



蒼先生は残念そうに言った。



「こういうデート、初めてだったから嬉しかったです。」


「僕もだよ。

梨香が卒業したら、テーマパークでデートしような。」



蒼先生は私の手を取ると、船に乗り込んだ。



約束通り、船の中ではずっと手を繋いでいてくれた。











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