跡目の花嫁さん～家元若旦那の極上のキス～

「営業二課の緑川和也さんに面会したいのですが…」



「緑川は只今、外出中で」


「そうですか…ではまた出直します」


「舞子さん、緑川が内勤の時…私の方から連絡致します。お手数ですが連絡先を教えてください」


「よろしいのですか？柏木さん」


「はい…」


「ありがとうございます」



柏木さんは舞子さんにメモとペンを差し出した。


舞子さんはペンでメモに連絡先を書いていく。


彼女の書く文字はとっても綺麗で柔らかい書体。


私、あんな綺麗な字…書けないよ～っ。

文字の練習しなきゃーーー・・・


和也との結婚のハードルがドンドン高くなっていく。