跡目の花嫁さん~家元若旦那の極上のキス~
「和也さん…」


「この間は本当に母が…」


「それは終わった事です。気になさらないでください…」


「はい…」


花柄の美しい磁器のコーヒーカップに注がれたレモンティーを俺は一口、飲んだ。







「俺は舞子さんの事…嫌いではないけど…心に決めた人がいます」


「受付けの柏木さんの隣にいた桃さんですよね」



「はい」


「和也さんの選ばれた桃さんはとっても愛らしい人ですね…花があります」



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