跡目の花嫁さん~家元若旦那の極上のキス~
* * *


「俺のお願いしたのは恋人ではなく、結婚相手だ。ゴメン…桜瀬さん」



緑川さん、私に肝心な事を隠していた罪悪感で、顔色はみるみる暗くなった。



「桜瀬さんは俺をフッた女なのに…変な事…お願いして…でも、俺…結婚したいと思う女性は桜瀬さんだけで」



社内ではクールなのに、二人になると、饒舌になる緑川さん。


ストレートに想いを告げてくる。


そして、私を抱き締めたーーー・・・


オフィス街の一角にある小さな公園で私たちは熱い抱擁。



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