跡目の花嫁さん~家元若旦那の極上のキス~
桃は俺と笹沼さんの娘の見合い話を、笹沼さんとは往年のライバルの佐伯(サエキ)さんから聞いていた。



俺と桃の事を心から祝福しているなら、普通はそんな話…桃に耳打ちしないはずなのに。



ここに居ると人間不信になりそうだ…



でも、見合い話を聞いて、気にかける桃の顔がとびっきり可愛かった。



桃はちゃんと俺の事…気にかけてくれている。



俺はいつも桃を気にかけてるよ。


ラナンキュラスの花言葉のように、俺にとって桃は本当に魅力的な女性だ。



花の匂いに包まれた部屋で交わすキスは極上だった。


俺のスキなモノで溢れてるから…



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