美女がダサ男に恋をした!?




「か…河田!」





初めて、自分で河田を呼んだ。




クラス中がこっちを振り向き、そして次に河田を見て怪訝な表情。






河田はクラスの一番窓際の席で本を読んでいた。






「は、はい…何ですか?」



「あっ…あのさぁ、あのー」






頑張れ!


頑張れあたし!




こんなジャガイモが動いてますみたいな奴に緊張してどうする!?





そう…コイツはジャガイモ!
よく肥えたジャガイモ!!!収穫間近のジャガイモ!!!








「きっ…今日



一緒に帰らない?」






言えたぁー!!!!






「い…一緒に…ですか?」



「う…う、うん」





い…嫌かな?嫌なの?嫌じゃないよね?こんな絶世の美女と帰るのが嫌とか言ったらコイツ殺す絶対殺す「い…いいですよ」




え!!






「ほ…ほんと?」



「は…はい…僕なんかでよかったら!!」








よっしゃぁあああー!!!!!




< 23 / 81 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop