美女がダサ男に恋をした!?

「…今日はありがとう」



「いえ、こちらこそ」





家の前。



送ってきてくれた河田と別れる。




「じゃぁ…」


「おやすみなさい」





ニッコリ笑って、あたしに背を向け今来た道を再び歩いていく河田。






「…っ河田！」





思わず呼び止めた。






「はい？」


「……楽しかった」





なんだか恥ずかしく、仏頂面でそう言うあたし。


可愛くねー…と自己嫌悪に苛まれていると





「僕もです」






もう一度ニッコリ微笑む河田が






…なんだかキラキラして見えた。