†蝶鬼鈴Ⅱ†
狂い


「お前は…………。」

「相変わらず、腑抜けた面をしているな。」


殺気があちらこちらから伝わり、油断も隙も出来ない。


「貴様、どこから入った!!」

土方さんの声が、静かな夜の中で響く。



「クッ、何を今さら言っている。」

何だと。と、さらに威嚇をする。


「まあいい。それより、お前らの大切な女の姿が見えんなぁ。」


そう、わざとらしく言う。



「ねえ。静乃ちゃん、どこにやったの」

土方さんに続き、沖田さんも何かに感付く。




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