†蝶鬼鈴Ⅱ†



今は、何してるのかな。

ああ…。
駄目だ、頭から離れないよ。



せっかく決意したのに。

ついつい、ため息が出てしまう。



ドンっ


その時、あまり前を見ていなかった私は誰かに当たってしまった。


『ぁ…っすみません。』


「い、ってえな。おい、姉ちゃんどうしてくれるんだよ。」


うわっ…。
この人、物凄くお酒臭い。

かなり酔ってるのか、足下ふらついてるし。



『すみません。』





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