年下男子注意報!!3
悪魔な遊戯

*悪魔と遊園地*


秋ですね♪


緑色だった山の色は黄色やオレンジに変わってすっかり季節は秋。


「若菜〜、日向く〜ん!!」


久しぶりにお母さんの登場です。


ご機嫌Maxのお母さんが持っているのは遊園地のチケット。


......また当たったのか。


そう、お母さんは超絶運がよくいつも何か当てている。


「皐月さ〜ん♪また当たったんですかぁ?」


るんるんなお母さんに可愛く笑って質問する日向。


いちいち質問しなくても。

見ればわかるじゃん。


「そ〜なのぉ♪遊園地のチケットよ☆」


おい!!

歳考えろ!!

語尾に☆つけるな!!


と心の中で叫ぶ私。


こんな風に文句を言えば夕飯抜きとか言われるからな〜。


言えない。

夕飯抜きは辛い。


「すご〜い♪さすが皐月さん♪」


「やだ〜!!日向くんったら〜!!」


ちなみにお母さんに可愛らしく笑う超可愛い男の子は私の弟ではない。


わけあって我が家に居候中である。


可愛い癖に実は腹黒くて周りの人間を騙して生きてると言っても過言ではない。


私も何度日向に騙されて大変なことになったか....


この前の体育祭の時も日向のせいで大変恥ずかしい目にあった。












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