続・たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても
ペーター視点



「それで、どういうことか説明してくれますよね?」


1週間のオフの最終日、午後2時。
他のメンバーはそれぞれ外出しているけれど、俺は借りてきた映画でも観ようとゆったりとした時間を満喫していたら。

インターホンを連打されて、追われているからかくまってくれと、うちのマネージャーが転がり込んできた。

どうやら俺に安息なんていうものは存在しないみたいだ。

うちのマネージャーは、グループのためによくやってくれている。

それについては俺も感謝しているが、人から頼み事をされると断れない性格のせいか、トラブルに巻き込まれることも多い。


「えっと、カギも携帯も何も持たずに出てきて、それでカスミもメイリン姉も家にいなかったから、ここに。
他に行くところもなくて...。」


「それはさっき聞きました。
そうじゃなくて、誰に、どうして追われてるんですか?
ストーカーなら、すぐに通報しましょう。」


サキ姉は、さっきから同じ話ばかりを繰り返している。

核心に触れようとすると、はぐらかされて。

そして、なぜか通報することを拒否される。
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