続・たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても
「あ...、そうですよね。すみません!
私も早くソンミンさ...オッパみたいに中国語が上手になりたいです。」


「僕も初めは下手だったよ。
文化も違ったし、言葉も分からなくて、中々外国での生活にもなじめなくて。」


それから僕たちは、韓国と台湾の違いや苦労していること、などの話題で盛り上がった。

ジヨナの気持ちは、よく分かる。

外国で初めて暮らした時はまだ芸能人じゃなかったけど、親の都合で上海に行くことになって、嫌で嫌でたまらなかった。

分からないことばかりで、中国語を話すのも漢字を見るのも嫌で、早く韓国に帰りたいなんて思ってたなあ。

今では信じられないけど。

だけど言葉を覚えてからは、友達もできて、一気に楽しくなったんだ。

外国で生活や仕事をするなら、その国の言葉を覚えて、そうして現地の人に馴染んで、認めてもらうこと。

それが一番大切なんじゃないかな。

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