あなたの体温で癒して・・

美晴side

・・・

朝、目が覚めると、

孝明に抱きしめられていた。

・・・

看病のおかげか、

すっかり熱は下がり、

しんどさも消えていた。

・・・

まだ眠っている孝明の頬に、

そっとキスを落とした。

『ありがとう』

の、キス。

・・・

「・・ん」

・・・

孝明が、少し背伸びをした。

起こしちゃったのかな。


「おはよ‥気分は?」

「おはよ、孝明のおかげで、

元気になったよ。

…起こしてゴメンね」

「何で謝るんだよ?

美晴のキスで、目覚めるって、

いい感じだけどな?

毎朝そうしてもらいたいくらいだ」


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