あなたの体温で癒して・・
そう言って微笑んだ。


「迷惑じゃないの?」


「迷惑だったら、

こんな提案はしない。

傍にいてくれた方が、

オレとしては安心」


・・・

しばらく考えていた美晴が。


「じゃあ・・・

完治するまで、

よろしくお願いします」


そう言って頭を下げた。



「なんか、

他人行儀だな?」


「だって・・・

男の人の家に住むなんて

初めてで・・・」


そう呟いた美晴の顔が、

赤くなったのは言うまでもない。
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