朝の気分
仕事に行く時間になった。俺は珈琲を飲み終えて、椅子から立った。

『あれ、もうそんな時間?』

『ああ、会社に行ってくるよ』

 妻は近づいてきて、互いに頬にキスをした。

『珈琲おいしかったよ』

『ええ、また美味しい珈琲を作るわよ』
 
と、俺は仕事に出かけた。

 いい天気だった。新聞では雨の予報だったが見事に外れた。朝からおいしい珈琲が飲めていい天気で気分がとてもよかった。

『あら、おはよう』

 女性の声が聞こえた。

『ああ、ジル、おはよう』

 ジルはにっこりした。

 会社に行く道の途中にジルの珈琲店はあるいつも通るときは店の中で準備をしているが今日は店の手前の花の手入れをしていた。

『今日は雨に予想だったけど見事に外れたわね』

『最近の天気予報は当たらないな』

 俺は少し笑いジルも笑った。

『今日もジルの貰った珈琲を飲んだけどとてもおいしかったよ』

『そうありがとう』

 ジルは笑いから笑顔に代わった。

 それからお互いがじゃあと言いながら俺は会社に向かった。

 さらに気分がよくなった。
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