腐りかけに
妹は施設では、俺と違って施設に馴染んでいなかった。施設の大人達も俺を腫れ物扱いのように接していた。
 お兄ちゃんも一緒に遊ぼうよ。
 しかし、妹は俺に何回も言ってきたが、俺はその言葉には乗らずいつも冷たくしていた。
 それでも妹は俺を誘ってきた。唯一の肉親の俺を気にしていた。しかし俺はうざくなり妹の頬を殴った。
 殴った時の妹の顔ははっきり覚えている。
 妹は泣かずにただ呆然として俺の殴った頬を押さえていた。俺は後悔したが、何も言わずにそのままその場をさった。
 その後、妹とはあまり関わらないようにをせずやがて俺は施設を出た。
 妹は俺に関わらない方がいいその方が彼女のとっていいとこの時は思っていた。しかしそれは自分の一方的な思いだったのかもしれない。
 話し声が聞こえた。路地の方からだ。複数の男が話している。俺の居所を探すための話だろう。
 もう終わりか・・・・
 俺は煙草を地面に捨て、拳銃を両手で握った。
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