【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ参






「よし、行くか」





 奏太さんの口調は



 さっきよりも和らいでいた。






「あ、あの、行くってどこに‥?」



「内緒」



「てゆーか、奏太さん、免許持ってたの?」






 私の問いに奏太さんは



 うぐっ、と声を詰まらせて。





「瑛太の免許、パクってきた」




 ポケットから出したのは



 瑛太さんの免許証。




 まさかの…。





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