【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ参





 俺は、花蓮を寝かせ、七帆に向き直った。






「…とはいったって、お前は俺らが憎むべき相手であり。倒さなくてはならない相手だ」





 俺の言葉に七帆が身構える。





「いいわ。この際、どちらが上か、決めるのも悪くない」





 七帆はそう言って、殴りかかってきた。





 七帆のパンチをかわし、七帆は花蓮のすぐ傍で停止した。






 しまった!




 花蓮の近くにある、ナイフを七帆が掴んだ。






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