背中を合わせて【完】
次の日から零は出来るだけ早朝のシフトをずらし、未夜がいるであろう時間には公園に向かうようになった。


圭には時間があるときだけでいいからと言われたのにも関わらず、零は時間を作ってはほぼ毎日のように未夜のいる公園に向かう。


圭の中でなにかがわかるまで、いつまでも続けようと決心する零。


そうして1人だと思っている未夜の時間にこっそり零が加わった朝の時間が始まった。



これが高校2年春の出来事。
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