夢みて何が悪い!


『なんか、面白いことになりそうな予感、』


『何が?』


『んー?まぁちょっとね、柚乃ほら早く行こう』


ニヤニヤしながら
鞄を持って早くとせかす美紗。

なにが面白いことになるんだろ、
なんか企んだんじゃないよね美紗。


あの人に近づくにつれて
聞こえてくる話し声。



『ねぇー蓮斗。遊びに行こーよー』


明らかに可愛い子ぶってる声。
駄目。
私こういうタイプ


ていうか誘われてるなら
チャンスじゃない?


『あ、柚乃ちゃん。ごめんねー俺柚乃ちゃんと帰るから』


へ?
いやいやいや、その人達
と遊びに行って頂いても…


『なぁに?そのちまっこい子』


ち、ちまっこい…

『美紗…私ってちまっこい…の』


『え?可愛いよっ、 』


相変わらずニヤニヤしてる美紗

絶対この状況楽しんでるよね、
私ゎ睨まれてるって言うのに…。





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