夢みて何が悪い!



『あ、まだHR みたいね』



『うん、みたい』


『あ、終わったんじゃない?』



そう言ったと同時に開く扉。


ゾロゾロと出てくる三年生。


もちろん
チラチラ見られるのは当たり前。

二年生がこんなとこいるの
変だもんね。


『ねー、蓮斗一緒にかえろーよー』



そのかん高い声に反応する。

呼び出された時のことが
よみがえって少し怖かったり…?


『ごめんね、今日からは一緒には帰らないってきめたから』


そのやり取りが近づいてくるのがわかった。


『ちょっ、柚乃こっち』


たちすくしてる私をみて、
美紗が袖を引っ張って屋上に続く階段を
少し登ったところにつれてかれた。

蓮斗達の会話は
すぐ隣で立ち止まってしてて、
なぜ隠れたのかが謎。


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