八日目の蝶
ヒロ:「で、どこで何をしようと思ってるわけ?」


アキ:「この本見てるとどこのお店も[体験入店]ってやってるみたいだからみんなで行ってみない?

だってキレイなドレス着てお酒飲んでお金たくさんもらえるなんて……いいバイトだと思わない?」


リエ:「で、でもさ、学生は無理なんじゃないかな?
それに夜のお店って、恐いお兄さんとか出てきそうじゃない??」


アキ:「そうかなぁ?例えばこの〇〇グループって駅前のカラオケも同じグループなんだよ〜大手に行けば大丈夫なんじゃない?」


なんという単純…いやポジティブな考え方……



ヒロ:「乗った!おもしろそう!嫌だったら[やっぱり向いていないようで…]って言えばいいかなぁ?」


アキ:「だねだね〜お店はこのCってところでいいかなぁ?」



盛り上がるアキとヒロ。不安そうなリエ。



私は…………?



展開が早すぎて若干ついていけない



私がお水………?



自分が「普通の大学生」だと思っていた私には、「お水のお姉さん」の自分がとても想像できない



アキ:「貸しドレスもヘアメイクもあるみたいだよ〜普通の格好で来て大丈夫ですって書いてあるしかか。早速電話して聞いてみようよ!」



ヒロ:「で、誰がかけるの?もちろん言い出しっぺだよねアキちゃん?」



アキ:「私!?………う、うん分かった。じゃあとりあえずここにかけてみていい?」


アキが電話をしたお店は「学生さん大歓迎!」と記載されている例の〇〇グループのお店「C」

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