幼なじみと付き合った場合。
「いや~いいよ……そんなフォローしてくれなくって」



朝野くん、苦笑いしてるしっ!!



「ホントなんだってば…あたし、どっちかっていうとカワイイ系の方が好きかな~…。

伊織のは見慣れてるし、それに肌ツヤ良すぎて、マネキンみたいっていうか」




「マネキンってなんだよ!!俺は人間だっつの」



怒ってる伊織を見て、松本さんと朝野くんが笑ってる。



そんなこんなするうちに、電車は目的の駅に到着した。






……伊織をイジってたら、時間過ぎるの早かったみたい。




もし朝野くんとふたりっきりだったら、こうはいかなかったかもなぁ。




じゃあ、このダブルデートは一応成功ってことなのかな?



とりあえず今からあたしたちは、



行列のできるカフェで、念願のロールケーキを食べることになった。




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