幼なじみと付き合った場合。
一気に心臓が跳ねあがり、とっさにあたしは部屋の扉まで走って、近くに松本さんがいないかどうか確かめた。



さっきよりトーンは下がったけど、まだお母さんと話してるみたい……。



あたしは急いでパソコンのところまで戻り、ブログのページを閉じた。











ドキドキドキ……。



たまたま見ちゃったって言えば別に、松本さんにバレて困るってことはないんだけど……



あたしは、なんだか疾しい気持ちでいっぱいだった。



それに……すぐ顔に出るから、今松本さんと会ったら、絶対突っ込まれる!!



気持ちを落ちつけたいけど、あたしの心臓の爆音は、一向におさまる気配がない。



そっ……そうだ。



こんなときは……。



すっかり動揺したあたしは、ケータイである人の電話を鳴らした……。




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