☆咲川さんの恋愛事情☆






そして、入学式が終わり…
隣に座っていた男子に起こしてもらって、体育館を後にした。






うん。


まだ、ちょっと眠いかな。

教室戻ったら、また寝るか。


HRも、どうでもいいし。



俺は、目をこすりながら、教室に向かっていた。





多分、暗いやつって思われてるだろうな。



下向いてるし、前髪がかかって顔見えないし。



…まぁ、これもどうでもいい。







1-B





─着いた。





「えー…俺が、このクラスの担任になった前田だ。みんな、よろしくな」




…げ。

なに、あのいかにも熱血…ってかんじの先生。



居眠りバレたらめんどくさそう…。



…安眠できないじゃないか。





ガックリ…。



そんな擬音が、今の俺にはお似合いだな。





俺は、机に伏せた。




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