片恋い想い。

「おはよー梨菜ちゃん」


「おはよー♪」


朝一に教室に入って飛び交う挨拶


時間が過ぎるたびに人が集まる


私は窓際、一番後ろの席についた


筆箱っと…


ノートは、どこだっけな…？


手探りで引き出しの中を探す


「梨菜！」


「なーに？」


「ちょっと来て！」


足音が近づいてきた


私は強引に　神崎 亜依(ｶﾝｻﾞｷ ｱｲ)　に手を引かれトイレに連れ込まれる


彼女はクラスは違うけど、中学から一緒にいる親友だ


たまにムカつくけどねっ♪


「あのね、さっき先輩に会って目が合っちゃった♪」


「良かったね♪私は全くだよ…」


キラキラと瞳を輝かせる亜依が羨ましい