片恋い想い。










「では、窓際の席へどうぞ」


和樹達を案内して仕事に戻る


ちょっと待った


今、この教室見て思ったのだが…


カップルが多すぎやしないか?


んでもって、ベタベタしすぎだ!




「…ムカつくっ」


「まぁまあ…仕方ないじゃない♪」


「咲良…」


両手にカフェを持って現れた


こんな甘いものを…


「じゃ、これよろしくね♪」


「そういうことね♪」


私はパフェを受け取り机に運ぶ


なんで私が…


「…どうぞ」


よりによって篤也の机に…


「少し、相手してくんね?」


「……」


「頼む…」


掴まれた腕を見つめる


軽く振り払って、篤也の隣に座った


「サンキューな♪」






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