片恋い想い。




しばらくして、咲良がサボろうと言い出して荷物を持って学校を出た




バレないようにね♪






二人に感謝しなきゃだな





「そういえば振られた理由はなんなの?」



私は昨日の事を話した




その間、二人は何も言わずに聞いてくれた






「…妹、か…なんか複雑だな…」




「高橋先輩、自覚してないわけだ…」




「は?」





私を横目に二人は会話を続けた




「だったら、出たとこ勝負だよね♪題して“ヤキモチ妬かせちゃうぞ大作戦”!」




「いや、長くない?」




「りーなちゃん♪今度の日曜日空けといてね♪」




「うん」




「よしっ♪」





私は後々、二人に感謝をする事になるなんて全く知りもしなかった






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