初恋は涙の味
「合コンに行くんだから…ね?」

い、いや…ね?とか言われてもわかんないしぃ…

「わからなぁぁぁい!!」

すると茜はニヤッと笑い、私に近付いてくる。

「まぁ、あんたは黙ってればいいのよ…」
ガシッと手首を掴まれた時にはもう…茜は怪物と化して…

「怪物?んなわけないでしょ?」
「え、な、なんのコトかな?」

うん。やっぱり怪物だわ…

「怪物怪物うっさいなぁ…」
「え?」

なんでこうも、心の声が…

「長い付き合いなんだから…あんたの考えるコト位分かるわよ。」

この時、ほんのちょっぴりだけど泣きそうになったのは茜には内緒。
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