夏風に吹かれて…(仮)

美来

暗闇…


抜けられないトンネル…


逃げられない…


追ってくる…

あいつが…






助けて…





"pipipipipi"






──毎朝こんな夢にうなされながら目を覚ます。


「…最悪……」




最悪といえば、昨日会った瞬とかいう男も最悪だった…。



あんな男の話に簡単に乗っかる女も相当バカだと思う。


何で拓也はあたしにあんな男紹介したんだろう…


考えてただけでも腹が立つ。




「…っあぁー!!朝から超イライラするしー!」




毎晩見る悪夢と加えて昨日の男。


イライラが頂点に達してつい大声で叫んでしまった。





「みーちゃん?起きてるの??」
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