~君という光~
「いやぁ~、やっぱりきいな連れてきて正解だった。」

「そう、それはよかった。」

「あいつ喜んでくれるかな~。」

「喜んでくれると思うよ。」

もし、喜んでくれなかったら透真より
あたしの方が傷つくと思う。
あれを進めたのはあたしだから。


「今度お礼になんかおごらせて!」

「そんなのいいよ。」

「いいの!わかったぁ~?」

 きました、18番のあの顔。
逆らうことができない。

「わかりました。」

 こんな顔されたら彼に従うしかないのだ。
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