タイトルなしの物語


ガチャ…


私は玄関のドアを開けて外を少しだけ見る。


すると…。


「うわぁ…雪!」


雪がちらちらと降っていた。


そして、春香は庭に座り込んでいた。


「…春香?」


「朱莉ちゃん…」


春香は何故か泣きそうな顔をしている。


「何かあった?」


「どうしよう…」


そう言って抱きついてきた。


「私…大河が好き」


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