猫が好き!


 一緒に住んでいると報告の必要があるのだろうか。
 生理の時に情緒不安定になったり、生理痛が酷くて動くのも辛い人がいるらしいが、真純は特に普段と変わりない。
 その事でシンヤに迷惑をかけた事はないと思う。

 キョトンとする真純に、瑞希は再び大きなため息をついた。


「シンヤくんも若いのに我慢強いわね。もしかして、あんたが寝静まった後、どこかで発散してるんじゃないの?」


 瑞希の指摘を真純はすぐさま否定する。


「それはないと思うよ。抜け出したらすぐわかるし」


 うっかり余計な事を口走り、しまったと思ったがすでに遅かった。
 案の定、瑞希に突っ込まれる。


「なんで、すぐわかるのよ」

< 245 / 354 >

この作品をシェア

pagetop