猫が好き!


 瑞希は応接室を出て、天井を見上げる。
 受付の照明も消えていた。
 そのまま入口の扉を開けて廊下を覗く。


「全部消えてるわ。変ね」


 首を傾げながら瑞希が応接室に戻ってきたと同時に、照明が点灯した。


「なんなのかしら」


 瑞希は天井を見上げながら、益々首を傾げる。
 真純も同じように首を傾げた。

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