キミと私の理想論(短編)【完】



『…とりあえず、体育館行かなきゃ!』




受け付けをすませ、優しそうな先輩にリボンをにつけてもらった私は、会場である体育館に続く道を早歩きで歩いていた。





その時、





ドンッ





曲がり角で誰かとぶつかってしまった私。




『す、すみません…』





素直に誤った私に対し、そのぶつかってきたヤツは……





『…気を付けろよ、ブス…』





そう言い残して去っていた。





その時の私は、まさに唖然とした表情を浮かべていたに違いない。






…それが、水谷千歳との出会いだった。




< 7 / 25 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop