海辺で恋するシンデレラ
波瑠が、ピピッと操作しすると、自動的に門が開き
車をガレージに入れる。
綺麗に手入れされた庭を歩いて、玄関に向かう。
うわぁ~ドキドキするっ。
「いらっしゃい。待ってたのよ~。」
着物を着た女性が、笑顔で出迎えてくれた。
「お袋だよ。」とそっと耳打ちして教えてくれる。
「親父は?」
「なかで、そわそわしながら待ってるわ。」
「は、始めまして。神崎海桜です。」
「あなたが、海桜さん?可愛いっ」
言うなり、ギュッと抱きしめてくれた。
「わたしね、娘が欲しかったのよ。なのに、男の子ばっかりで。娘が出来たみたいで、凄くうれしぃ~。ささ、入って。」
と私の手を引いて、家の中に入っていく。
後ろに居た波瑠に目を向けると
「大丈夫だっただろ?」と言わんばかりに
クスッと笑って、ウィンクした。