海辺で恋するシンデレラ


波瑠が、ピピッと操作しすると、自動的に門が開き

車をガレージに入れる。


綺麗に手入れされた庭を歩いて、玄関に向かう。



うわぁ~ドキドキするっ。


「いらっしゃい。待ってたのよ~。」


着物を着た女性が、笑顔で出迎えてくれた。


「お袋だよ。」とそっと耳打ちして教えてくれる。

「親父は?」

「なかで、そわそわしながら待ってるわ。」

「は、始めまして。神崎海桜です。」

「あなたが、海桜さん?可愛いっ」


言うなり、ギュッと抱きしめてくれた。


「わたしね、娘が欲しかったのよ。なのに、男の子ばっかりで。娘が出来たみたいで、凄くうれしぃ~。ささ、入って。」


と私の手を引いて、家の中に入っていく。


後ろに居た波瑠に目を向けると

「大丈夫だっただろ?」と言わんばかりに

クスッと笑って、ウィンクした。

< 185 / 218 >

この作品をシェア

pagetop