お姫様は王子様を演じてる
澪は欠伸をしながら、着ていた制服の上を脱ぎだした。
「えっ、何やってるの?」
「……昨日の続きに決まってるだろ」
慌てる私を見ながら澪はしれっと答える。
私はベッドから体を起こすと、部屋の隅へと走って逃げ出した。
扉の前には澪が立っていて逃げることができない。
「やだ!近づかないでよ」
言ったって無駄なのは、頭では分かっているのに無意識に言葉が出る。
「……壊れるくらい乱暴に抱いてやるよ」
そう言って、微笑む澪は恐ろしいくらい綺麗だった。