大阪プレイボーイ超甘々な君と2人っきり!?



「俺、お前に謝らな


あかんことがあんねん」


謝らなあかんこと??


「え、なに愛梨関係してんの?」


「してると言えばしてるけど、

直接的にはしてない」


いや、こえーよ(笑)


何でそんな真剣なん??


「え、でも華奈


殆どあんたと関わってないやん?


謝ることなんかある?」


「まぁ、順を追って話すけど…

最近の話やない。」


「え?」


余計分かんねーよ( ̄∀ ̄)


今まで1回も東藤なんか


会った事ないで?


あ…でも、華奈と東藤が


初めて会ったあの時。


東藤は華奈の名前を


知ってた…。


なんか流されてもたけど


それも関係あるてこと?


「東藤は華奈を


知ってたけど、華奈は


知らんかった…。つまり、


実は繋がりがあった。てか?」

「…そう。


さすが、察しがいーな」


どーも。


「…桜、知ってるよな?」


桜??


「そりゃ、知ってはいるけど。

でもあの子は…」


東藤の真剣さが伝わってきて、

胸が苦しくなってきた。


桜? 桜の話なんか今更しても…


「そう。お前のいとこの


真宮 桜は…俺が殺したんや」

「は!?どーゆう事??」


意味分かんない。


殺したっ??だってあの子は


元から…


「この件に関しては、


お前に殴られようと何を


言われようと覚悟してる。


ただ、あの頃の真実を…


桜の想いを、聞いて欲しい。」

ちょっと待って!


何でいきなりこんなヘビーな


話になった訳??


でもあの子の話は…


正直、興味がある。


それに確かに、愛梨が


関係してなくもないな…。


だって愛梨は…


桜の、あの子の唯一の


女友達だったんだもん。


あの頃の話は、愛梨は


覚えてないし華奈も誰に


聞いたらいいんか分からん


かったけど、それを


今ここで聞けるとか…。


「うん、聞きたい。


話して。」


こうやって、瞬と愛梨、


華奈とそして『桜』の


思い出話が始まった…。


空はとうに藍色に染まり、


今にも雨が降り出しそうな


暗い、嫌な雲が空を覆っている。


華奈の心は、少しの


好奇心、期待を入れ交え


ながらも…不安な、寂しげな


気持ちでいっぱいだった。















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