アンデロス星人
「みなさん、この方はそういう人じゃありません。達也の勘違いです。どうかおひきとりになってください。大丈夫ですから」

「美加ちゃんが言うんじゃ、別にあやしい人じゃないんだろうな」

 と、言って周囲の人は家に戻って行った。

「ねえちゃん、何言ってんだよ!」

「この人はそんな人ではないわ」

「そうそう、そんなあやしくないから」

 今まで黙っていたクップは味方がいるので、大船に乗った感じで強気になっていた。

「くそっ! きっと正体をあばいてやるからな!」

 と、言って達也はくやしそうに家に入って行った。

「どうも、弟がとんだ迷惑をかけてすみません」
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