龍奇譚-彼の想い-





すると、当然廊下に差し掛かる。



俺は慌てて2人の後を追った。





あの白い靄が見えた所には、

仰向けで倒れている要さんが居る。



その顔は真っ赤だ。





「解(カイ)」



龍宮が言うと、目の前にあった白い靄は霧散した。





そして、龍宮はそのまま歩き出す。





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