龍奇譚-彼の想い-





司はどこからともなく、

ミサンガのように編まれた緑色の細い紐を取り出すと、

それを渡してきた。



俺は一応、受け取ったは良いが、

どうしたら良いのか分からず、

手のひらに乗せたままでいた。





「何?これ」



司……に聞くと、彼女は応えてくれた。





< 240 / 682 >

この作品をシェア

pagetop