龍奇譚-彼の想い-





そして、峰は俺を見ると。





「頗る落ち着いているが?」



と、伝えた。



そう言った峰の周囲には、未だ霊力が纏われている。



殺気も剥き出し。





直ぐにでも、攻撃が出来る様に。



直ぐにでも、母親を捜しに行ける様に。





いやいや!!!



全然、落ち着いてないでしょ!!!!!



峰の言葉を即座に否定したくなったが、言葉には出さなかった。





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