君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

意気地なしで弱虫で

「おかえり、杏奈」







ふらふらとさまようように家に帰ると、何故かみーくんが玄関の前に立っていた。







「何、してんの」



「突然杏奈を抱きしめたくなって、午後の講義サボって帰ってきた」



「そ、それだけで?」



「そう、それだけで」





< 1,204 / 1,645 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop