君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

君が俺にくれたもの*雅side

「また後でな!」



「……うん、また後でね」







今にも消えそうな笑みを浮かべた杏奈は、白い扉の向こうに消えていった。



スマホを確認すると、9時45分を表示している。



どうしてもう少し早く来れなかったんだ、と後悔しても、もう遅い。





< 1,583 / 1,645 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop