君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。
「……行ってやれよ」







その言葉を合図に、ふらふらと立ち上がり、扉を開けた。



そこには、何本もの管に繋がれ、目を閉じたままの杏奈が寝ていた。



数時間前に会ったときより明らかに白く、手首には痛々しく包帯が巻かれている。






< 546 / 1,645 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop