君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。

複雑な未練

家に帰ると、みーくんがリビングでケータイを握り締めたまま寝息を立てていた。



着ていたコートをそっとみーくんにかけると、



手につけていたシュシュで長い髪を纏めてハヤシライスを作るためにキッチンに立った。







トントンとニンジンやジャガイモを切る音が家の中に響く。




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