君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。
「俺の傍にいると杏奈を傷つけるだけだから、突き放そうと思ったんだ。



……固く決意した筈だったのに、杏奈の笑顔を見たら簡単に揺らいで、結局出来なかった」







情けないけど、って言って自虐的に笑うみーくんの腕に顔を埋めた。







「杏奈と離れたかったわけじゃない、俺が弱かった」





< 878 / 1,645 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop