君が教えてくれたのは、たくさんの奇跡でした。
志保ちゃんにピッタリくっついて料理を眺めるタカさんを横目に、みーくんがため息をついた。







「タカ、あり得ねぇ」



「ん、何やねん」



「手当たり次第すぎ」







呆れたように笑うみーくんも靴を脱いで、私の隣に座った。



いつもより心なしか近く感じるのは、気のせいだろうか。





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