龍太郎一味のご無体な学園生活
さぁ、ラブコメパートはこのくらいにして、早速修行開始だ。

「龍娘先生からは、龍太郎の『臥龍』の力を自在に操れるようにしてやってくれと言い含められているだけなんだけど…まずは龍太郎の今現在の実力が知りたいねぇ」

「お?」

待ってましたの台詞に、龍太郎は軽く身構える。

「願ってもねぇな…アンタとはいっぺん手合わせしてぇと思ってたんだ」

実力の程を測るのは、やはり手合わせが一番だ。

龍太郎はそれとは別に、強い者と戦いたいといういつものアレだが。

「正確な実力が知りたい」

ハンドポケット、眼鏡も外さないまま、アルベルトは愛だけを下がらせる。

「本気で来てくれよ?」

「……タイマントーナメント準優勝者を嘗めてんな、その態度は」

ギシリ。

龍太郎の拳が硬く握り締められる。

「眼鏡の新調くらいは覚悟しろよ!」

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