龍太郎一味のご無体な学園生活
「さぁ、もうひと踏ん張りです」

櫂を漕ぎ出す帳。

「鬼神島に着いたら、私直々に包丁を振るってフカヒレや山菜をご馳走しますよ、食後の甘味には桃饅頭やきびだんごは如何です?」

「…いいねぇ、悪くねぇ」

勉強にもなるし、美味いもんも食えるし。

帳に稽古をつけてもらうのも悪くないかもしれない。

「ところでもうひと踏ん張りって、あとどのくらいだ?」

「なぁに、すぐですよ、ほんの4時間くらいで「4時間もかよっ!」

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